太郎システム

とりくみ

第16回 CoderDojo久留米 に参加しました!

5月から、『キッズ★プログラミング』を開催することになったので、事前にプログラミング教室などを見学に行き、参考となる情報の収集や、心の準備をしておこうと思いました。
そこで、僕の友達が主催している、子ども向けのプログラミング道場『CoderDojo 久留米』に、メンターとして参加してみることにしました。

CoderDojo は、おおむね7~17歳の子どもを対象とした、無料のプログラミング道場です。
道場に来る子どもを『ニンジャ』と呼び、そのニンジャを指導する立場…というか、ニンジャと一緒に考えたり、手を差し伸べたり、背中を押したりする存在を『メンター』と呼んでいます。
僕のように、非常に偏った能力だけで生きている人間が、メンターなんてできるのだろうか?という不安もあったのですが、それぞれ得意分野の異なる人達が、ボランティアとして楽しみながら参加している状況を知ることで、安心して参加することができました。
専門知識がどうこうよりも、「プログラミング楽しいよ!」という気持ちさえ持っていれば、誰でもメンターになれるはずです(たぶん)。

さて、『CoderDojo 久留米』に初参加(開催日は2018年1月20日)してみた感想ですが…
僕はメンター兼カメラマンとして参加したのですが、ファインダー越しに風景を眺めていると、いろいろなものが見えてきます。
例えば、あるニンジャのパソコンに目がとまったのがキッカケで、いきなり哲学することになったりもしたのです!

向かって右側のパソコンに貼られているステッカーに注目してください。
ステッカーの向きが逆さまに貼られています。
通常は左側のパソコンのように、メーカーのロゴマークと同じ向きに、つまりモニターを開いた状態の時に正しい向きに見えるように貼るのが一般的です。
でもこれ、どちら向きにステッカーを貼ったほうがいいのかは、なかなか答えが出ない…というより、そもそも答えの無いテーマです。

例えば、メーカーのロゴマークをどちらの向きに設置するかは、昔からいろいろと議論がありました。
以下の写真は、僕が持っている『PowerBook G3』です。

手前側からモニターを開くような向きで撮影しています。
このモデルの場合、モニターを閉じている時は、本人から見てロゴマークが正しい向きに見え、モニターを開くとロゴマークの向きが逆さまになります。
うん、これはこれでいいですよね。
次のモデルである『PowerBook G4』からは、モニターを開いた時に正しい向きになるように変更されています。
うん、それもそれでいいですよね。
モニターを開いた際、本人からロゴマークは見えなくなるので、逆さまでも問題無いという人もいるし、周囲からどう見られているかが大事だという人もいます。
つまり、自分にとって常に正しい向きに見えるか、他人から見て常に正しい向きに見えるかの、どちらを選択するかということです。
うーむ、深い。
このテーマで、子ども達にディベート大会させたいなぁ。
現在のアップルコンピューターが採用しているデザインだから、それが間違い無いはずだ…などというステレオタイプに踊らされているだけではダメで、結局のところ自分がどうしたいのか、という主体性が大事だと思います。
あのニンジャのステッカーの貼り方を見て、『人からはどう見られても構わない、自分にとって最高のものであれば!』という強い信念を感じずにはいられません。
彼にとっては、ロゴマークとステッカーの向きがちぐはぐになっていたとしても、全くもって問題無しということでしょう。

いやまてよ、あのニンジャが使っているノートPC…
あれは本当に『hp』のロゴなのかな?
実は逆さまになっていて、『dy』という謎メーカーのロゴかもしれないぞ???
などと考え始めると、もうわけがわからなくなってきました。

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