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とりくみ

炎のゲームクリエーター① を開催しました!

2021年5月12日、佐賀県鳥栖市のまちづくり推進センターにて、第1回目となる『炎のゲームクリエーター』を開催しました。

今回の取り組みについて

第1回目の開催なので、まずは Scratch の操作方法に慣れてもらうためのトレーニングとして、4コマ漫画制作に取り組むことにしました。
4コマ漫画制作には、実は重要なねらいがもうひとつあって、それは子ども達がそれぞれ持っている得意&特異な部分を見せてもらうためでもあります。
どういうことかというと、4コマ漫画を完成させるには、いくつかの全く異なる工程が必要になってきます。
そのどの部分に熱中して作り込んでいるかを観察すれば、子ども達が持っている異なる能力の方向性が見えてきます。
異なる工程というのは、例えばプログラミング的な思考力がそのひとつです。
今回は4枚の絵を順番に表示させるだけなのですが、絵を縦に並べて1枚ずつ読み込ませるのか、それとも繰り返す命令を使って絵をチェンジさせていくのかなど、さまざまな考え方ができます。
さらに、繰り返しを使う場合にはソースコードをシンプルにできるものの、セリフの量に合わせて各コマの表示時間を調整するのが困難なため、ユーザーファーストではなくなる可能性も出てくるのではないか… などなど、深く考え進めていくことができるわけです。
また、その他の工程として、4コマ漫画制作ではイラストも描かなければならないし、起承転結のあるストーリーも考えなければなりません。
つまり、子ども達に適当に4コマ漫画を作らせれば、論理的な思考を好む子や、絵を描くのが好きな子や、物語の世界観を作り上げるのが好きな子が、それぞれ自分がこだわりたい部分に時間をかけて制作するはずであり、そこにそれぞれの個性が明確な違いとして現れるということになります。
これこそ、子ども達がそれぞれ持っている得意&特異な部分であり、その部分をしっかりと見せてもらおうではないか! ということでスタートしようとしたのですが…

トラブル発生

いきなりですが、プロジェクターが PC の映像を検出できず、解説のための画面共有ができないというトラブルが発生しました。
いや、プロジェクターはがんばって外部入力を検出しようとしてくれているのですが、どうも PC 側から映像信号が出ていないようです。
子ども達に平謝りしながら、しばらく悪戦苦闘してみたのですが、結局原因はよくわかりません。
ディスプレイアダプターのドライバーを更新する必要があるのかもしれませんが、ネット環境が無いために、現状では万策尽きたといえます。
とりあえずプロジェクター無しで進めることにしました。
ただ、細かい部分の説明のためには、やはり全員で画面共有をしたいわけで、これに関しては次回もう一度、プロジェクターを使用してやり直したいと思います。

次回に向けて

次回はプロジェクターが使用できるようになっているのか? という心配の声もあるかもしれませんが、そこは大丈夫です。
こんなこともあろうかと(いやいや全く想定外の事態でしたが)、最新のゲーミング PC を買ったばかりなのです。

『Fate』シリーズでお馴染みの令呪(れいじゅ)のようなロゴマークと、魔術回路のような7色の光が、まさにゲーマー魂に火を付けてくれるモデルです。
いや、僕の場合はゲーマーではないので、できれば派手な要素は一切無いほうが好みではあるのですが。

そんなわけで、子ども達が帰った後に、この PC とプロジェクターを接続してみると、何の問題もなく画面を投影できました。
次回からは『炎のゲームクリエーター』らしく、このゲーミング PC を使って進めていきたいと思います。
次回も今回の続きで、プロジェクターを使った解説を交えながら、改めて4コマ漫画制作を進めていきたいと思います。
ではまた次回、教室でお会いしましょう!

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