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とりくみ

炎のゲームクリエーター⑤ を開催しました!

2021年10月6日、佐賀県鳥栖市のまちづくり推進センターにて、第5回目となる『炎のゲームクリエーター』を開催しました。

プレイヤーかクリエイターか

今回も、前回からの続きで、Scratch でRPG風のゲーム作りにチャレンジしてみました。
ただ、今回は、子ども達が大好きな「マインクラフト」を、Scratch でプレイできるデータ(ただし2D版)を準備して、いつでも遊べるようにしてみました。
さてさて、どうなるでしょうか。

最初は物珍しさもあって、「スゲー!」とか「パソコンでマイクラができることに超感動!」とか言いながら全員がマイクラをプレイしていました。
僕もこのゲームをプレイしてみたのですが、しばらくサバイバルしてみた後の正直な感想としては、「これを制作したプログラマーはメチャメチャすごいけど、ゲーム自体はあまりおもしろくないかな」というものでした。
やはりマインクラフトは、あの 3D の自由な空間を縦横無尽に走り回ることができるからこそおもしろいのだろうと思います。

さて、僕が興味を持っているのは、子ども達の行動についてです。
そのままマイクラに夢中になり続けるのか、それとも途中で飽きて(または区切りをつけて)ゲーム制作を始めるのか、どちらなのでしょうか。
これはどちらがいいというわけではありません。
夢中になってマイクラをやるというパターンもぜんぜん OK で、今回はそれもアリだと思っています。
その時の気分というものもあるので、誰かが作ったゲームを攻略したいタイプの人間(プレイヤー)か、自ら世界を創作したいタイプの人間(クリエイター)かを、この行動によって明確にできるわけではないし、したいわけでもありません。
ただ、なんとなくその傾向を自ら理解するための情報のひとつにはなると思います。

結果としては、ゲーム作りをしたくてウズウズしている数人は早々に制作に入り、それより少し遅れて数人が制作に入りました。
最後までマイクラをプレイしていた子はひとりでしたが、とても集中力を発揮できていたので、それはそれでうれしく思います。

集中力や粘り強さなど、いわゆる非認知能力といわれるものを鍛えるには、何かに長時間熱中する経験が必要です。
そのためには好きなことに取り組むことが最も手っ取り早いわけで、あるタイミングで目の前に熱中できるものがあるのであれば、それを邪魔しないというのもひとつのファシリテーションだと思います。
今回はそれぞれの熱中できるものを自らのタイミングで選択することができ、ある意味この教室のコンセプトに沿った取り組みができてよかったのではないかと思います。

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