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とりくみ

炎のゲームクリエーター⑧ を開催しました!

2022年1月12日、佐賀県鳥栖市のまちづくり推進センターにて、第8回目となる『炎のゲームクリエーター』を開催しました。

マインクラフトはおもしろい

今回もマインクラフトをやります。
前回からの続きで、クリエイティブモードのワールドに全員でログインして、共同で学校を作った後、個人でマイホームを作るというミッションに挑んでいるところです。

学校はほぼ完成済みなので、今回からは、それぞれのマイホーム制作に入りました。
マイホーム制作は完全に個人プレーなので、他の人の家を偵察して参考にすることはあっても、基本的にはそれぞれの個性が発揮された造形になります。
マイクラをやったことがなかった子も、村の家を観察して参考にしながら三角屋根を表現したりして、空間の使い方などを自分なりに研究していました。
それぞれが建築に熱中している姿を観察していると、アバターを通してさまざまな人間像が見えてきます。
創造的な建築物を作るクリエイター向きの子や、サバイバルを楽しみたいeスポーツ向きの子、コマンド入力に情熱を注いでいるプログラマー向きの子など、いろいろなタイプの子が能力を発揮することができています。

マイクラは、それぞれの子にとって、それぞれの思いや得意をかたちにできる空間であり、これからの時代に重要となるメタバースでのコミュニケーションさえも手軽に体験できる、まさに教育にピッタリのツールです。

メタバースで起こる化学反応

Scratch からマイクラに切り替えて良かったことは、共同作業ができる点と自由度がより高い点です。
マイクラはメタバースと呼ばれる仮想空間の中に、全員で集合することができます。

Scratch をやっていた際は、完全に個人プレーなので(もちろん、それはそれで良さがありますが)、結局のところ、僕がそれぞれの子ども達と1対1で向き合うかたちになってしまいます。
マイクラの場合は、ワールドの中の子どもたち同士が、自由に教え合ったり助け合ったりできるので、教育的な視点ではアクティブラーニングがはかどるはかどる。
お互いの発想で化学反応が起こり、その場で何か新しいアイディアが生まれることもよくあります。
また、かっこいい建築をしている友達に対して「スゲー! 俺のよりかっこいい!」と自然に言えたりして、お互いの制作物が見えることで、長所を認め肯定し合える関係が自然に構築できるのも良いところです。

そして何より、いろいろな子どもの特性に対応できる自由度の高さも大きな魅力です。
Scratch は、プログラミングを手軽に体験できるツールとしては非常に優れていますが、それでも自由に使いこなすにはかなりの慣れが必要で、プログラミングに向いている子は使えるけど、向いていない子にとってはツールとしての難易度はかなり高いです。
マイクラに関しては、そのあたりの問題はほぼ無いと言ってもいいでしょう。
プログラミングをやりたい子はコマンドブロックを使ったり、レッドストーン回路で適当な装置を作ることができるし、創造力豊かな子は自由な発想をブロックでかたちにすることができます。

いやほんと、今更実感していますが、マイクラってすごいです!

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