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とりくみ

みんなのマインクラフト⑨ を開催しました!

2023年2月1日、佐賀県鳥栖市のまちづくり推進センターにて、第9回目となる『みんなのマインクラフト』を開催しました。
この教室は、地域の小学校と特別支援学校小学部の子ども達が集まって、メタバースを体験しながら、さまざまな創作活動とコミュニケーションを行なう場所を目指しています。

まずは「だるまさんがころんだ」

今回が、今年度で最後の開催となるので、子ども達がやりたいワールドをやろうと決めていました。
そこで、子ども達に意見を聞いてみると、完全に予想はしていたのですが、まずは「だるまさんがころんだ」をやりたいということでした。
「多数決」という、民主主義に反する暴挙で決めるのは個人的に大嫌いなので、意見が割れたらどうしようと思っていたのですが、全会一致での可決となったので良かったです。
ちなみに、「多数決」こそ民主的な意思決定だと勘違いしている人が意外と多くいるので、一応確認しておきますが、「対話」によって意思決定をするのが民主主義です。
対話による意思決定とは、会話はもちろん、あらゆるコミュニケーション手段を用いて、譲れる部分や譲れない部分をお互いに確認し合いながら合意形成を行なうことです。
あらゆる方法を用いても合意形成できなかった場合に最終的に選択するものが、最悪の手段であり、民主主義の敗北をも意味する「多数決」です。
学校や福祉施設でも、子どもそれぞれの都合を完全無視して、大人の都合だけで「多数決」を採用したりしていませんか?
数の多いほうが正義であるとか、少数派は負けて当然といった、謎の理論を子ども達に刷り込むのは即刻やめましょうね!

おっと話が脱線してきたので戻します。
今回、この教室に参加するまで、マインクラフトをやったことがなかったという子がひとりだけいました。
ただ、マインクラフトのゲーム実況をしているユーチューバーの「カラフルピーチ」が大好きで、よくチャンネルを視聴しているそうです。
なので、「だるまさんがころんだ」もルールは熟知していて、スタートする前からワクワクしているようでした。
お気に入りのユーチューバーがプレイしているワールドと同じもの(実際には全く同じものではありませんが)をプレイできるというのは、それだけで楽しいですよね。
実際にプレイしている様子を見ても、マイクラ経験者であるかのように伸び伸びと走り回っていたのでよかったです。

今までこのワールドは、1度もクリアーすることができなかったのですが、今回はなぜか立て続けに2度もクリアーすることができました。
みんなで喜びを分かち合うことができたのですが、最後の最後に不思議なこともあるもんですね。

流行りものに飛びつくのもどうかと思っていたのですが、このワールドに関しては購入して良かったと改めて実感しました。

クリエイティブモードで「まちづくり」

後半は、クリエイティブモードでの「まちづくり」です。
レッドストーン回路を駆使して、なにやら仕掛けを作ることに一生懸命な子もいれば、流行りのモンスターの形をした建造物を作る子もいたりと、それぞれが熱中できる何かがあるようです。
クリエイティブモードでのものづくりは、1度始めるとどこまでもやり続けられるので、終わりどころというものがありません。
このまちづくりのワールドも、少しづつ規模を拡大させながら現在に至っているのですが、この先も完成しそうな予感は全くありません。
もちろん、今回も完成させることはできず、終了の時間が来てしまいました。
でも、実際のところ、あれこれ試行錯誤しながら没頭している制作途中こそが、一番楽しい時間なので、これはこれで良い感じの終わり方だろうと思います。
またいつか、このワールドの続きを作る時が来るかもしれないので、いや、たぶん来ない確率のほうが高いのですが、それでも念のために、このワールドのデータは僕の PC の中に保存し続けておくことにします。

それではみなさん、この1年間、僕に新たな知見を与えてくれてありがとうございました。
6年生のみなさんは、中学生になっても自分の好きなことに熱中できる時間をきっちり作って、その腕を磨き続けてくださいね。
それが自分なりの豊かな人生を送るためのコツです。
5年生のみなさんは…
繰り返しになりますが、6年生になっても自分の好きなことに熱中できる時間をきっちり作って、その腕を磨き続けてくださいね。
僕が言えることはそれしかないな。
それでは、またどこかでお会いしましょう!

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