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とりくみ

みんなのマインクラフト⑰ を開催しました!

2023年1月10日、佐賀県鳥栖市のまちづくり推進センターにて、第17回目となる『みんなのマインクラフト』を開催しました。
この教室は、地域の小学校と特別支援学校小学部の子ども達が集まって、メタバースを体験しながら、さまざまな創作活動とコミュニケーションを行なう場所を目指しています。

ついに来たぞ! サバイバルモード!

今回は、この教室始まって以来の、サバイバルモードに挑戦してみました。
配布ワールドでもなく、MOD的なものも採用していない、まさにオーソドックスな、ザ・サバイバルモードです。
なぜ今さらサバイバルモード??? と思われるかもしれませんが、これは僕がどうしてもやってみたかったことの1つなのです。
というのも、ほとんどの子は、自宅でマイクラをする時にはひとりでプレイしています。
8人もの人数で同時にサバイバル生活をするのは、僕も含めて誰も経験していないため、そこからどのような協力プレイが生まれたり、想像もしなかったトラブルが発生するのかは、やってみなければわかりません。
そんな不確定要素がたくさんあることこそ、最も楽しみにしているところなのです。
どうなるかわからないことにワクワクしながら挑戦したいと思えるのは、まさに知的好奇心であり、AI などの機械に置き換えることのできない大切な才能といえます。
マイクラとかいうカクカクしたグラフィックスのゲームでサバイバルモードをやるというだけで、ここまでワクワクできるとは、僕のわんぱくスピリッツもまだまだ小学生に負けていないかもしれませんね!

さて、ゲームを開始した直後は、全員がバラバラに行動して、それぞれが独自の拠点を作りながら夜をやり過ごしていました。
ひとりでゲームをすることに慣れていると、ソロプレイをすることに不安は無いし、むしろ自由に行動したい気持ちが強いと思うので、こうなることはなんとなく想定していました。
ところが、それでは全員分のベッドや装備を作るのに効率が悪く、なかなかモンスターの脅威から解放されない状況が続きます。
実際にゲームをプレイしてみることで、ソロプレイでは簡単に実現できることも、複数人でのプレイでは難しいことがたくさんあるという現実に直面します。
子ども達もそのことに気づき始めたのか、複数人でプレイすることの利点を生かすために、スポーンポイントに集結して、数人で協力しながら共通の拠点を作り始めました。
もちろん一定の割合でアンチも存在していて、2名のプレーヤーに関しては、わざと他のプレーヤーの邪魔をすることに生き甲斐を感じているようでした。
ただ、必ずしも協力的なことが正義とは限らないわけで、アンチの中からより良いアイディアが生まれることもあり得ます。
バーチャル空間の中でどのような目標を立てて行動するかはそれぞれの自由だし、この2名のプレーヤーのおかげで、サバイバルの世界観がよりおもしろくなったのは間違いありません。
ただ、時間が経つと、彼らもだんだんと他のプレーヤーの輪に加わり、最終的には他のプレーヤーの拠点のすぐ隣に自分たちの拠点を作るなど、かわいい行動を見せてくれました。
途中いろいろとありましたが、拠点を作ったり、周囲を探索したり、食べ物を確保したりと、なんとなく役割分担ができて、協力しながら快適な社会生活を送るようになってきたのは興味深かったです。
そうこうしていると、あっという間に終了時間が来てしまったのですが、もし時間が無限にあるとしたら、おそらく3日間ぐらいぶっ続けでサバイバルモードをプレイしても飽きることはなさそうだと思いました。
あっでも、それはクリエイティブモードでも同じことが言えますね。
とにかく今回は、複数人でのサバイバルモードをプレイしてみて、多くの発見や学びを得ることができてよかったです。

次回は「みんなのマイクラ」の最終回となります。
今回発見した大きな洞窟をみんなで探検しに行くのもアリだし、ベッドウォーズなどまったく別のことをやるのもアリです。
何をやるのかはまた次回、みんなで話し合って決めようと思います。
いやぁ~、やっぱりマイクラはおもしろいですね!

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