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とりくみ

キッズ★プログラミング① を開催しました!

記念すべき第1回目の『キッズ★プログラミング』を、2018年5月2日に開催しました。
開催地は、佐賀県鳥栖市のまちづくり推進センターです。

本来は募集定員通りの6名でスタートするはずでしたが、僕と太郎が『ハッピーセットトミカ』集めに夢中になっている間にさまざまな変化が起こり、結果的には9名でのスタートとなりました。
子ども向けプログラミング教室では、講師1人で9名を担当するというのは、かなり厳しい状況だと言えます。
でも、実際のところ、やってみなければどうなるかはわからないですよね。
それに、「男はなぁ、無理だとわかっていても立ち向かうべき時があるんだよ…それが今さ!」という、ずっと言いたくて仕方がなかったセリフを、やっと言えるチャンスが来たわけです。
なにより、6名より9名でやったほうが、きっと楽しいはずです。
不安なことをあれこれ考えるよりも、自分が楽しいと思えることにチャレンジしたほうが、絶対いいに決まっています。
そういうわけで、定員の増加に関しては速攻でOKサインを出させてもらい、9名でのスタートとなりました。
それと、あともう1名。
一応、太郎も隅っこのほうに参加させてもらっています。
太郎の場合は、一緒にプログラミングをするというよりは、父親のやっていることを見せることで、その生き様を記憶に刻み付けてもらえればなぁという魂胆です。
僕が『キッズ★プログラミング』をやる意義の中の1割ぐらいは、「太郎よ、パパの背中を見てごらんっ! 楽しそうなことやってるでしょ? こういうのが人生なんだよ!」ということを感じてもらえればなぁという思いがあります。

さて、実際に第1回目となる『キッズ★プログラミング』を開催してみて思ったことは、やっぱ小学生はすごい!ということです。
何がすごいかって? 何もかもです。
僕の話は全然聞いていないし、指示されたことはやらないし、勝手にどんどん突き進む。
そして最終的には、見たこともないような斬新な作品を作り出してしまう…
正直、すごく楽しかったです。
僕が年々無くし続けている、何かに対するモチベーションの高さというものを、これでもかというほど見せ付けられました。

これがもし、『大人』を対象とした講座だったらどうなっているでしょうか。
おそらくほとんどの大人達は、講師の指示をじっと待ち、講師が言ったことだけを作業的にやっていく。
そして教室の中には、カチカチという寂しげなマウスのクリック音だけが響きわたる…
もうねぇ、そういう景色が一瞬で想像できます。
それって、やってるほうも、やらされてるほうも、ぜんぜん楽しくないわー!ってなります(少なくとも僕は)。

まずは技術を習得して、それから何を作るかを考える…
といった、モチベーションを無くさせるような、偏差値教育のような学び方は絶対にありえないわけです。
やりたいことにチャレンジし続けていたら、いつの間にか技術は身に付いていた! しかも圧倒的な技術力が! というのが本来の能力の高め方です。
小学生は、リスクなんて一切恐れずに、主体性を持って能動的にプログラミングに取り組んでくれるので、そういうことが簡単に実現できそうな気がします。

第1回目を終了した時点で、『キッズ★プログラミング』で僕がやるべきことはすでに見つかりました。
それは、基本的には何もやらないということであり、彼らの中にあるクリエイティビティとモチベーションの邪魔をしないということです。
そのような前提条件があった上で、僕が唯一手助けできることがあるとすれば、彼らのクリエイティビティを遺憾なく発揮してもらえるような環境を整備すること、ただそれだけです。

プログラミングをするということは、学校の勉強とは違い、答えの無いようなものに対して、自分なりの答えを追求するということです。
そこには、思考力とか判断力とか創造力とか表現力とか忍耐力とか遊び心とかが必要になってきます。
つまり、そのような『非認知的スキル』の伸びしろがある小学生にとってピッタリの取り組みが『プログラミング』といえるのかもしれません。

この講座が、今後どのように進化していくのかは、今のところ僕にはわかりません。
現時点でわかっていることと言えば、この講座が『子どもチャレンジスクール』であると同時に、『太郎のパパのチャレンジスクール』でもあるということです。
ほんと、勉強になるなぁ。
さて、次回はどうなることやら。

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・前回の記事 → 『キッズ★プログラミング』を開催します!

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