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とりくみ

水曜!放課後!プログラミング!③ を開催しました!

令和2年11月4日に、第3回目となる『水曜!放課後!プログラミング!』を開催しました。
今回は、練習用のゲーム制作にひとまず区切りをつけて、オリジナルゲームの制作に入ります。

まずは、練習用のゲーム制作で、最後にどうしても触れておきたい仕組みである『変数』についての解説からスタートしました。
開催日数が残り少ないため、あらかじめ準備しておいたサンプルファイルを使って、変数の扱い方についてを一通りやってみました。
変数が使えると、タイムリミットを設定したり、敵に当たった回数をカウントするなどして、ゲームオーバーやゲームクリアーのタイミングを調整できるようになります。
より思い通りのゲームを作るためのツールとして、変数は頼りになる存在であり、一応みんなが一通り学習しておくべき重要事項だと思ったのです。

その後、いよいよ最後のオリジナルゲーム制作へと突入しました。
制作にあたっては、まったく何もない状態から作り上げていくわけではなく、ベースとなる横スクロールの仕組みをうまく使いながら、自分なりにおもしろいと思うゲームを制作してもらえればと思います。
練習用のゲームでやってみた、敵を作って動かして、時機と当たったら何かが起こったり、効果的な BGM や効果音を入れてみたり、変数を使って制限時間を管理してみたり…
今できることをうまく組み合わせることで、各々の世界観をゲームの中に表現してもらえれば最高です。
少なくともこの教室でのクリエイティブには、正解とか不正解といったくっだらない価値基準は無いので、プログラミング自体を楽しめるのであれば、変数を使って複雑な仕組み作りにトライしてみればいいし、絵を描くのが好きであれば、キャラクターや背景の美しさを追求して描画すればいいし、物語を妄想するのが好きであれば、ストーリー性にこだわったもので勝負すればいいし、それぞれの好きや得意を活かして、自分だけのオリジナルな何かが誕生することを期待しています。

ゲーム制作の合間に、僕の独断と偏見に満ちた『未来の話』にも少しつきあってもらうことにしました。
というのも、今の子ども達の将来の生き方について、ぼんやりとでもいいので、少しだけ考えてもらいたかったからです。
この教室ではゲーム制作をしているので、Unity や Unreal Engine といったゲームエンジンを例に出しつつ、制作するときに必要となる作業的な部分は、たとえ高度なものであっても自動化されていくので、目の前の使えるツールをうまく活用しながら独自の創造力を発揮できれば、きっと未来での価値につながるよ! といった話をしてみました。
もちろん、これはゲームの世界だけに限らず、絵を描くにしても、料理を作るにしても、子育てをするにしても、すべての場面でそのような価値観へと変化していく可能性が高いことと、その価値観の中で能力を発揮するには創造力が大事だよということと、その創造力を育むには好きなことをやり続けることが一番だからね、ということも付け加えておきました。

子ども達が、自分にしかない自分だけのカラーを見つけることができれば、きっと100歳になっても何かに熱中しながら楽しく毎日を生きているはずで、僕はその様子を観察することはできないけれど、なんかもう期待だけはメチャメチャしているところなのです。

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